【大会レポ】東京30K冬大会に参加してきた!コロナ前よりも体重7kg増のワーママが30km走った結果は…

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こんにちは、かおりんご( @go_go_kaoringo ) です。


先日、東京30K冬大会に参加してきました。

結論から言いますと、

  • 無事30km完走!
  • 30kmのタイムとしては過去最低を記録(苦笑)

こんな結果でした^^;


今回私が東京30Kに参加したのは、1ヶ月後の東京マラソン2023に参加するため今の走力を確認することが目的でした。

もちろん、東京マラソン参加が確定してから約4ヶ月間、仕事・家事・育児・その他趣味の合間で月間100km以上は走ってはきました。

縦軸の単位はkm

とはいえ、今回はとても大きな懸念点があります。

それは、体重がランニング人生でMAXであること。汗

コロナ禍以降、仕事はほぼテレワークになったことで平日は「通勤」というハードワークが無くなりました。

それが私にとっては想像以上に体への影響が大きかったようで、東京マラソン2023参加確定のタイミングで体重は人生最大を記録してしまいました。

これまでの経験から月間100km以上を継続的に走っていれば自然に痩せるだろうと考えていたのですが、今回はそう簡単にはいきませんでした。


30K当日朝の体重で、コロナ禍直前に走ったフルマラソン時から7kgプラス(肥満レベル1)。

これだけのおデブが30km走るとどうなってしまうのだろう…と不安しかありませんでした。

それでも完走できたのは、

  • 走ったレースが東京30Kだったから
  • 私自身、経験だけは豊富だったから(笑)

だと思っています。


今回は、そんなおデブな私でも諦めずに走りきれた東京30Kがどんなレースであるのか、そして私自身30kmをどう走りきったのかをご紹介します。


目次

東京30Kについて

大会要項

大会名東京30K(トウキョウ サーティーケー)冬大会
会場大島小松川公園 荒川河川敷(東京都江東区、江戸川区)
(最寄駅:都営地下鉄新宿線「東大島駅」徒歩3分)
コース荒川河川敷(1周10km)
大島小松川公園前スタート(平井大橋~葛西橋間折り返し)
開催日2023年2月4日(土)
種目30km
参加資格18歳以上の男女(4時間以内に完走できる方)
出典:東京30K冬大会HP

東京30Kのオススメポイント

ペースメーカーがいる

東京30Kでは、フルマラソン3時間、3時間30分、4時間、4時間30分、5時間のペースメーカーが配置されます。

自分がフルマラソンで目標とするタイムに近いペースメーカーさんについて走ることができます。

もちろん、自分にとってちょうどよいペースメーカーがいない場合は、自分のペースで走ればよいのですが、人に引っ張ってもらうのは結構走りやすいものです。

一人旅よりも誰かと一緒に走る方が間違いなく頑張れます。


そして30Kに参加する度に感じるのが、30Kのペースメーカーさんはどの方も配慮が素晴らしいということ。

そのペースメーカーさんについて走るランナーに対して、給水少し手前や道が狭くなる場所での声掛けやコース取りはもちろん、レース後半には一緒に走るランナーに色々なアドバイスをしてくださることもあります。


ブロックごとのウェーブスタートを採用

東京30Kのスタートはブロック(各ペース)毎のウェーブスタートです。

2分間隔でのスタートなので、狭い河川敷のレースですが人数のわりにそこまでごった返すことがないのも嬉しいです。


アミノバイタルが無料配布

東京30Kではアミノバイタルが以下のタイミングで無料配布されます!

スタート前
  • アミノバイタルプロ(顆粒)
  • アミノバイタルパーフェクトエネルギー(ゼリー)
レース中(20km地点エイド)
  • アミノバイタルパーフェクトエネルギー(ゼリー)
ゴール後
  • アミノバイタルGOLD(顆粒)
  • アミノバイタルGOLD2000(ドリンク)

これだけ補給食のサポートが手厚いレースも少ないのではと思います。

特に、レース中のエイドでゼリーがもらえるのは嬉しいです。

走るときにあらかじめポシェットに入れておかなくてもいいですからねw


ランナー同士の声掛けも

東京30Kに参加するランナーの大半は直近1〜2ヶ月後のフルマラソンが目標です。

ペースは違ってもフルマラソンを満足に走れることが目標なのはみんな同じです。

すれ違うランナーや辛そうなランナーへの声掛けが至るところで行われているのもこの大会ならではだと感じています。

私は他のランナーからの元気のでる声掛けに毎回助けられています。


事前準備

持ち物をチェック

当日着ていくもの・身につけていくもの

会場では更衣室は用意されているものの、

  • 広くはない
  • コロナ禍のため混雑状況次第では人数制限される場合がある
  • 家でゆったりと着替えたい

といったこともあり、私は自宅で走れる格好に着替え、上着を羽織って会場に向かうことにしました。

  • ランニングウェア
  • GARMIN
  • キャップ
  • サングラス
  • グローブ
  • ランニングシューズ(計測チップを付けて)
  • テーピング

計測チップとゼッケンは事前に自宅に届きます。


リュックに詰めたもの

できる限り荷物は小さくしたいものですが、私の場合はどう頑張っても大荷物になるんですよね…

特に今回は生理真っ只中(笑)だったため、生理用ナプキンというこれまた嵩張る荷物がw

  • 着替え一式
  • 履き替え用の靴
  • ゼッケン
  • ゼッケン留め
  • ドリンクホルダー付きウエストポート
  • ハンカチ2枚
  • ティッシュ
  • 替え用のマスク
  • ワイヤレスイヤホン
  • モバイルバッテリー
  • ボディシート
  • 制汗剤
  • 除菌シート
  • チョコ
  • リップクリーム
  • ハンドクリーム
  • 生理用ナプキン
  • ゴミ袋
  • エコバッグ
  • 小銭入れ
  • スマートフォン
  • 敷物


テーピング準備

私はレースで長い距離を走るとたいてい膝・ふくらはぎ・足首に痛みが出ます。

そのため、痛みが出やすい箇所を少しでもサポートできればと毎度自分でテーピングを貼っています。

貼り方が上手いわけではないので気休め程度な気はしていますけどね。

テーピングは前日までに必要な数をカットしておきます。

当日朝できる限りバタバタしたくないので、事前にできることはやっておきます。


当日の朝ごはん準備

テーピング準備と同様に、できるだけレース当日朝はやることを増やしたくないので、できる準備は前日にしておきます。

30K当日朝のメニューは以下の通りでした。

  • おにぎり2個
  • 具沢山コンソメスープ(前日夕飯の残り)
  • バナナ1本

おにぎりは前日夕方にスーパーで購入したものです。

コンソメスープは前日のうちに取り分けて冷蔵庫へ。

当日朝は取り分けたスープだけレンチンしてすぐに食べられるようにしておきました。


レース前

会場入り

この日はレース1時間前に会場に到着しました。

スタートのどれくらい前に会場入りするかは、その大会の規模や混雑具合、整列完了時間次第で決めています。

30Kは自分のブロックがスタートする時間までに整列していれば問題ないので、東京マラソンなどのような大規模・ルールが厳しめのレースの時のように朝から頑張りませんw

それだけでも気分的には楽ですね。


アミノバイタルと梅干しをゲット

前述している通り、会場ではレース前に飲む用としてアミノバイタルが配られていました

これはレース30分前に飲むとよいらしく、会場内ではスタッフが「レース30分前です、アミノバイタルを飲みましょう!」といった感じで大声で呼びかけていました。

また、会場内のブースでは「ウメパワプラス」というランナーのための梅干しを無料配布していました。

梅干しに含まれる豊富なクエン酸には疲労物質の発生を抑える作用があり、走った後に梅干しを食べることで疲労回復効果が期待できます。

紀州梅の会HP


敷物は必須!?

東京30K冬大会の会場は河川敷側にある公園の芝生広場です。

更衣室は着替えるだけの場所ですし、会場内には椅子やシートなど主催者側での準備はありません。

そのため、多くのランナーは持参した敷物や簡易テントでレース前の時間を過ごしていました。

今回のように当日も前日も晴れていれば問題はないですが、雨だった場合には直に芝生に座ると濡れたり汚れたりするので、敷物の準備はあった方がよいと思いますね。


トイレの混雑具合は?

会場にはマラソン大会おなじみ(笑)のたくさんの仮設トイレが設置されていました。

今回の大会では以下の3パターンのトイレがありました。

  • 男性用トイレ(小)
  • 男女兼用トイレ(段差ありの和式)
  • 女性専用トイレ

レース直前はいずれも長い列はできていたものの、並ぶのが嫌になるほどの待ち時間というわけではありませんでした。

私はスタート20分ほど前に並び始めて10分並んだか並んでないかくらいでした。

男女兼用が一番数が多く回転が早かったので私はこっちを選びましたが、女性専用トイレは男女兼用と何が違ったのだろう…と後で気になりました。

洋式・和式の違いかな…!?


レース

整列

整列はスタート15分前から開始。

とはいえ、結構ギリギリに並ぶ方も多い印象でした。

私は自分のブロックがスタートする10分ほど前に列に並びました。

エントリー時の申告で自分がどのブロックに並ぶか決められますが、当日決められたブロックのペースで走ることが難しそうとあらかじめ分かっている場合は、自分のブロックよりも後のブロックであれば移動してもOKでした。

自分のブロックよりも前からスタートするのはNGです。


スタート

各ブロック2分間隔のウェーブスタートでした。

私が並んだフルマラソン4時間半ペースのブロックは先頭スタートから6分後のスタートでした。


この日の私の目標は以下の通りでした。

  • 30km完走
  • ネットタイムで3時間20分

過去のレース時には、「3時間切り」とか「キロ6分ペースで走り切る」といった目標設定をいつもしていました。

なので、今回の目標はこれまでと比べてかなり緩いのですが、現状を踏まえるとおそらくこれが目標として妥当なラインだと思っていました。

とはいえ、少し走ってみないと分からない部分もあったので、しばらくは4時間半ペーサーについて走り、様子見することにしました


10kmまでは快調

スタートから4時間半のペーサーにくっついて走っていましたが、10km過ぎまでは全く問題なくついて行けました。

息切れなし、体の痛みもなし。

この時はキロ6分10秒〜6分20秒程度のペースを刻んでいました

あわよくばこのまま15kmくらいまでは行きたいな…と思いながら走っていました。


急に足に違和感が

11km過ぎ。

この時はまだ足が痛い!というほどの痛みは出ていませんでしたが、太もも付近に違和感を感じるようになりました。

これまでの経験上、このままのペースを維持して走れば間違いなく近いうちに足が前へ出なくなると思いました。

もともと目標は3時間20分。

つまり、平均キロ6分40秒程度で走ればよいところ、このときはこれよりも20秒程速いペースで走っていました。

なので、このタイミングでペーサーについていくことは諦めて、キロ6分30秒〜35秒までペースを落とすことにしました。

1kmあたり10秒〜15秒ペースを落とすだけでも疲れ方や足への影響は変わってくるものです。

今思えば、良くも悪くもここでペースを落としておいて正解だったと感じています。


20kmまでは歩かないこと

10km〜15kmまでの5kmは前の5kmよりも1分程度遅いだけですみました。

15kmを超えてくると太ももの違和感が痛みに変わってきて、急激に足が前へ出なくなってきました。

マラソンを初めて14年以上が経ちますが、これまでにこれほど早い段階でここまで足が出なくなることはありませんでした。

さすがに、あと15km近くあるのにどうしようか…と思いましたね。

体が重いことがマラソンを走る上でどれだけ負担のかかることか、思い知らされたのでした。。


それでも、マラソンは走らなければ前には進みません。

ここからは、目標をこまめに設定して走ることにしました

まずは20km地点まではキロ7分程度のペースを維持し、歩かず走り続けることを目標にしました。


残り10kmが地獄だった

20km地点まではなんとか歩かずに通過することができました。

20km地点のエイドではアミノバイタル(ゼリー)が配られます。

補給食を食べたのを機に元気を取り戻す、ということもマラソンではよくある話ですし、自分もこれまでにも何度も経験済みです。

まずは20km!を目標にしたポイントはそういうところにありました。


補給食を食べた後、少しは元気が出ました。

しかし、今回はそれも長続きはしませんでした。

既に足(特に太もも)の痛みが酷く、腰も砕けるんじゃないかと思うくらい痛気持ち悪い感覚がありました。

こんな状態なので無理は禁物です。

でも、止まると走る気力が一気になくなってしまうのもマラソンのしんどいところなんですよね。

そこでこの後は、950m程走ったら50mは歩く(キロ7分30秒〜7分45秒目標)という1kmを繰り返し、少しずつ前へ進めていきました。

ペースはだいぶ遅いのですが、まぁ、身体が痛くて辛かったですね^^; 

ここは根性で乗り切りましたw


ゴール

そんな辛い状態でも、ゴールまで残りわずかとなると不思議とペースは上がるものです。

今回も残り2kmからは歩かず、ペースもキロ7分前後まではあげて走ることができました。

そして、無事30kmゴール\(^▽^)/


結果

今回のレース結果は上の通りでした。

3時間25分は30Kに過去7回ほど参加している中ではもちろん最低記録でした。

これが今の体重相応なのかなと思っています。

でも、今回走ったことで収穫はたくさんありました!

  • この太りきった体重でも30km完走できることが分かった
  • 東京マラソンでの目標タイムが明確になった
  • 東京マラソンでのレース展開をイメージしやすくなった
  • 長い距離を走った時に現在の体だとどの部分に痛みが出やすいか分かった


この結果をもとに、東京マラソンに向けて調整します!


レース後

30km走れば達成感はある

今回はタイムこそ遅かったものの、そもそも30km完走することすら危うい状況だと思っていたので、完走できたことはすごく嬉しかったです。

ゴール後、芝生広場へ移動する途中、とにかく身体中痛くて足も引きずりながら歩いている状態でした。

それでも、このレース後の脱力感が私は結構好きだったりします。


ゴール後は忙しい

レース後って、疲れているのに意外と忙しいですよね^^;

今回の30Kはゴール後の動きは以下のような流れでした。

  1. ゴール
  2. アミノバイタルGOLD(顆粒・ドリンク)受け取り
  3. 計測チップ回収
  4. 参加賞受け取り
  5. コーヒー・お茶などのサービス(任意)
  6. 荷物受け取り
  7. 着替え
  8. 帰宅

30Kは会場が比較的コンパクトなので歩く距離も短くだいぶ楽な方ですけどね。

ちなみに、コロナ前の30Kではレース後、会場でカップラーメンやおにぎり、ジュースなどが貰えて芝生に座って食べるのが楽しみでした。

今回はやはりコロナ禍だからでしょうか、そういったものはなく、みなさん着替えを終えるとさらっと帰宅の途についていました。

こういう部分はやはりちょっと寂しいですよね…


レース後の楽しみ

レースが終わり着替えて会場を後にしたのは13時30分頃でした。

腹ペコMAXな私は帰宅途中に一人焼肉専門店へ!

もうとっくにランチ時間も過ぎている時間帯でしたが、お店の外には待っている人の列ができていました。

それでも頭の中は「焼肉」でいっぱいだった私は待ってでも焼肉が食べたくて…笑


決して嫌いなわけではありませんが、飲み会以外の場所ではめったにアルコールを飲まない私がこのときはビールまで注文。

そう、マラソン後の1杯って最高なんです♪

この至福のときが大好きでマラソンを続けられる、というのは結構大きいかもしれません。

既にこの時、「東京マラソン走った後は何を食べよう!?」ということを考えていました。笑

まとめ

今回はコロナ禍以降初めてのレース参加でした。

コロナ禍前最後に走ったレースが2019年11月のつくばマラソンだったので約3年2ヶ月ぶりだったのです。

コロナ禍以降、体は重くなるは走るモチベーションも上がらないは剥離骨折するはで負の連鎖が続いていました。

今回久々に「レース参加」という目標を設定したことで、走るモチベーションが上がったことはもちろん、生活にもメリハリができて心身ともにプラスの効果がありました。

やっぱり私の生活の中には「走ること」は必要だと改めて思ったのでした。

そして久々に参加した東京30Kはフルマラソンを目標とするランナーにとってとても有意義な大会だと再確認できました。

私はこの後走る東京マラソンに向けて、今回のレース結果を踏まえて調整していこうと思います。


東京30Kをはじめ、全国には30Kシリーズが多く存在します。

今後フルマラソン出走を予定しているランナーさんには30Kはオススメのレースです!


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