こんにちは、かおりんご( @go_go_kaoringo ) です。
- 子育て中のママランナー
- 走る時間をなかなか確保できない
- 走る時間も取りたいがそれ以外の時間も作りたい
- 目標のレースに向けて走る距離を稼ぎたい
子育て中のママランナーの皆さんはいつ走っていますか?
そして、走る時間を十分に確保できていますか?
子育てしながらランニングを続けるのは、とても大変なことですよね。
特に、ある程度距離を稼ぎたいとなると、それなりの時間の確保も必要です。
私も、子育てし始めてからのランニングは、「すきま時間」がメインで、子供がいなかった頃のように、何時間もランニングのための時間を取ることは難しくなりました。
そうなると、足づくりを目的とした長距離ランなんて、まぁ無理ですよね…
そう思っていましたが、ちょっとした工夫で普段よりも効率的にランニング時間を確保できる手段がありました。
それが「帰宅ラン」です。
「帰宅ラン=会社帰り」という、固定観念をもってはいませんか?
ここでご紹介したいのは、家族とのお出かけ帰りに「帰宅ラン」をすることです。
私は、上の子の妊娠前までは仕事終わりに「帰宅ラン」をすることが度々ありました。
帰宅ランは時間を効率的に使える上に、距離もある程度稼げるとてもよい手段です。
しかし、子育てし始めると仕事終わりの「帰宅ラン」は不可能に。
そこで取り入れたのが、家族でのお出かけ帰りの「帰宅ラン」でした。
この手段を取り入れることで、月間走行距離を大きく増やすことも期待できます。
私は、下の子を出産した1年4ヶ月後に約4年8ヶ月ぶりのフルマラソンをベストタイム+10分のタイムで完走することができました。
今回は、私がこれまでに実践したお出かけ帰りの帰宅ランの実例なども混じえて、帰宅ランの魅力をご紹介します。
帰宅ランのメリット・デメリット
まず、私が考える帰宅ランのメリットは以下の通りです。
- 「帰宅時間」が「ランニング時間」になる
- 比較的長距離ランがしやすい
- 交通機関の運行状況を気にしなくて良い
- リフレッシュできる
上記に加え、お出かけ帰りの帰宅ランのメリットは以下の通りです。
- 会社帰りの帰宅ランは夕方or夜(夜勤などのケースは除く)、お出かけ帰りの帰宅ランは日中も可能
- 帰宅ランの開始時間を調整しやすい
- 家族とお出かけしている場合は着替え等の荷物をある程度持ち帰ってもらえる
なんと言っても帰宅ランの最大のメリットは、帰宅時間をランニング時間に置き換えられること。
改めて「ランニング」の時間を取ることが難しいランナーにとっては、とても効率の良い手段です。
仮に、帰宅後にランニング時間の確保が可能だとします。
そのときの自分の行動を想像してみてください。
帰宅後、着替えてすぐランニングに出られますか?
多くのランナーは、ランニング開始までの間に「休憩」等のプラスαの時間が入るのではないかと思います。
小さなお子さんがいる場合は、子供の相手をしてからのランになりそうですよね。
そうなると、帰宅ランをして帰宅後お風呂に入るまでの時間と、帰宅してランニング後にお風呂に入るまでの時間、同じ距離を走る場合だと終わりの時間は前者の方が早そうですね。
早く終わればその分、別のことに時間を使うこともできます。
とはいえ、帰宅ランにもデメリットはあります。
- 着替え等の荷物をすべて持って走らなければならない
- その日の服装は軽さ&かさばらないことを意識した内容になってしまう
- 着替える場所を事前に調べておく必要がある(特に女性)
やはり、帰宅ランで大変なのはその日の荷物をすべて持って走らなければならないことです。
そのため、できる限り帰宅ランの時に持つ荷物が軽くなるよう意識した服装・持ち物になりがちです。
その日は、ファッションなんて考えている余裕はありません。笑
また、着替える場所も確認しておく必要があります。
特に女性の場合、十分な広さや清潔さを求める方も多いかもしれません。
でも、私の経験上、そういった好条件な着替え場所はそこまで多くはありません。
これまでに1番多かったパターンは駅のトイレですね…
このようにデメリットもありますが、それでも、デメリットを大きく上回るメリットが帰宅ランにはあります。
帰宅ランをするための準備
手荷物をまとめるリュックを用意する
帰宅ランの時、その日の荷物は基本リュックにすべてまとめます。
そのため、ある程度の容量のリュックの用意は必要です。
私の帰宅ラン用のリュックのサイズは20リットルです。
これくらいのサイズだと、以下の物を入れることができます。
ただし、リュックはパンパンです。笑
- 洋服(かさばらない素材のもの)
- 靴(薄いパンプス等)
- 小さめのポシェット
- 財布
- タオル
- ハンカチ
- ティッシュ
- スマホ
- ペットボトル(500ml)
- モバイルバッテリー
リュックを背負って走ることを考えると、できるだけ体にフィットするタイプのものがいいですね。
私のリュックの場合、胸と腰の2箇所にベルトが付いているので、走っても肩ベルトは落ちません。
また、ベルトをしっかり締めることで、走っている時のリュックの揺れも小さくできます。
帰宅経路を確認する
帰宅経路も事前に確認しておきましょう。
特に、お出かけ先からの経路は初めて走る場所であることも多いと思います。
走っている途中で道を間違えると焦りも出て、経路の修正も上手く行かず、想定よりも遥かに長い距離を走ってしまうこともあり得ます。
そういったことを最小限に抑えるためにも確認はしておくのが無難です。
私は、基本的にはGoogle Mapなどの地図アプリでスタート地点⇨自宅の徒歩経路を検索します。
検索結果通りのルートを採用することもあれば、それでは物足りず少し距離が長くなるよう経路を一部変更したり、検索結果が細かい道ばかり通っていて道に迷う心配がある場合は多少長くなっても大通りをメインに走るルートに変更したりしています。
また、完全にオリジナルの経路で走りたい場合には、「キョリ測」というアプリで経路作成します。
「キョリ測」は、Mapをなぞって距離を測りながら経路を作成することができます。
着替え場所を確認する
着替える場所も確認しておきましょう。
スタート地点付近にいざ行ってみると着替える場所が意外とない、ということもあり得ます。
私も過去に着替え場所を調べず行き、着替えるのに適した場所が近くになかったため、仕方なく少し移動して着替えをした経験もあります。
そうなると、せっかく立てた予定も狂ってしまうため、不安要素を持った状態で走ることにもなります。
できればそれは避けたいですね。
これまでに実践したお出かけ帰りの帰宅ラン
これまで私が実践した、お出かけ先からの帰宅ランを2つご紹介します。
上野動物園から自宅:約18キロ
家族で上野動物園へ遊びに行った帰りに帰宅ランしました。
ランチをして上野動物園で遊んだ後、夕方の帰宅ランとなりました。
上野動物園を出て、上野駅近くの飲食店が複数入っている施設のトイレで着替えました。
ごく普通の女子トイレの個室ではありましたが、ドアや壁に複数の荷物かけがあり、洋式トイレにはフタもついていたので脱いだものを一時的に置くこともでき、比較的着替えやすかったです。
そして、上野駅前から帰宅ランスタート。
地図アプリ上では、最短距離で15キロ程でした。
ただ、この日は元々20キロ程走る想定でいたため、家の近くまで戻ってきてから少し距離稼ぎして18キロちょっとのランとなりました。
会社帰りの帰宅ランでも経験しているので想定はしていましたが、都心(山手線内側)を経由して我が家のある埼玉方面へ向かう道は意外とアップダウンが多いので結構大変でしたね…
帰宅ラン前に既に上野動物園で子供たちと動き回っていて足も疲れていたので、途中の上り坂はほぼウォーキング状態に。
でも、やっぱりいろんな街並みの中を走れることは楽しいです。
下町の商店街の中をゆったりとした気分で走ったり、高級住宅街の中をちょっと場違いかな?と緊張しながら走ったり。笑
こんな感じで周りに気を取られながら走っていると、意外と時間や距離は気にならないものです。
疲れてはいるものの地元に戻ってくると緊張がほぐれ、もう少し走れそう!という気分になったりもします。
越谷レイクタウン(イオンレイクタウン)から自宅:約19キロ
家族でイオンレイクタウンへショッピングに行った帰りに帰宅ランしました。
行ったことのある方であれば分かるかと思います。
イオンレイクタウンは日本一の広さを誇るショッピングモールで、一つ一つのお店をゆっくり見てまわろうとなると、1日ではとてもまわりきれないレベルの広さです。
とにかく広いので、歩く歩く歩く。
イオンレイクタウンに行った日の歩数は、ランニングなしでも軽く1万5千歩は超えますね。
そんな日の帰宅ランはスタート前からお疲れモードです。笑
ただ、ショッピングモールがスタート地点ということは着替え場所には全く困りません。
トイレも広めの個室や多目的トイレ、フィッティング台の付いたトイレ、フィッティングルーム等選択肢があります。
そして、この日は着替え等の大きな荷物は夫に預け、ドリンクホルダー付きのポーチのみを持って帰宅ランスタート。
ちなみに、この時の手荷物はドリンク、スマホ、モバイルバッテリー、ハンカチ、ティッシュ、現金(1000円札1枚)、飴でした。
この時の経路は大半が初めて通る道だったため、道に迷わないよう基本スマホは手に持ち、ポイント毎に地図アプリで自分の位置を確認しながら走りました。
このように、地図アプリを長時間起動していると、スマホの電池はあっという間に減ってしまいます。
なので、モバイルバッテリーは持参することをおすすめします。
初めての道を走ることは不安もそれなりに大きいですが、新たな発見もたくさんあるので私は結構好きです。
私は、子供の頃から地図(地理)が好きで、学生時代の地理の授業中は1時間ずっと地図帳を眺めていたような人間でした。笑
いつも、走り終わった後改めて走った経路を確認して、ここはこっちの経路で走ったほうがスムーズだったかもな、などと振り返りをしています。
そして、新たな経路を走ったことでまた一つ地図に詳しくなった!という満足感に浸っています。
この日は、真冬の夕方〜夜にかけてのランでした。
途中、雨も降りかなり寒かったのでトイレの心配もあり、できる限り途中お店等がある場所を通るように走りました。
こんな日は積極的に休憩も入れます。
冷えた体に温かいコーヒーは最高に染み渡ります。
ちなみに、これが夏なら途中休憩はアイスクリームですかね♪
こういうのも、帰宅ランの楽しみの一つですね。
想定よりも時間はかかったものの、家族が帰宅してから1時間半程後に私も無事家に到着しました。
帰宅すると、既に夫が温かいお鍋を作って待っていてくれました。
家族の理解があっての帰宅ラン、本当にありがたく思います。
まとめ
育て中のママランナーは、家族との時間も大切にしたい反面、ランニング時間の確保もしたい!そんな葛藤が常にあると思います。
お出かけ帰りの帰宅ランを取り入れることで、多少なりともその葛藤を抑えることができます。
ランニング時間の確保に悩んでいる子育て中のママランナーさんには、ぜひ一度試して頂きたいなと思います。