こんにちは、かおりんご( @go_go_kaoringo ) です。
家族で熊谷へ遊びに行った帰り、子鉄である長男の要望もあり、ちょっと贅沢して上野東京ラインのグリーン車に乗ってみることにしました。
普通列車のグリーン車には私は以前乗車したことはありますが、子連れでは初めて。
普通車移動でも十分な時間・距離をグリーン車で移動するのもなかなかよかったです!
今回は、普通列車のグリーン車の概要と子連れで乗車してみて感じたことを記録します。
普通列車のグリーン車に乗る際、首都圏のJR線が休日1日乗り放題になる「のんびりホリデーSuicaパス」も乗車券として利用できます!
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普通列車のグリーン車について
普通列車のグリーン車とは
特急券のいらない普通列車に連結している特別車両です。
乗車券+αの料金で乗ることができます。
2023年1月時点、JR東日本の普通列車でグリーン車が連結しているのは以下の列車です。
- 東海道線
- 横須賀・総武快速線
- 宇都宮線
- 高崎線
- 湘南新宿ライン
- 上野東京ライン
いずれも東京近郊を走る中距離列車ですね。
グリーン車の位置は?(湘南色車両の場合)
今回乗車した通称「湘南色(※オレンジとグリーンのライン)」と呼ばれる電車(湘南新宿ライン、上野東京ライン、高崎線、宇都宮線・東海道線)の場合、グリーン車は4号車と5号車です。
グリーン車は真ん中が2階建て、両端が平屋の構造になっています。
グリーン券の買い方
グリーン券の買い方には以下の方法があります。
- モバイルSuica・Apple PayのSuicaでSuicaグリーン券を購入
- 改札外または改札外の券売機でSuicaグリーン券を購入
- JRE POINTをSuicaグリーン券に交換
- 改札外の券売機またはみどりの窓口で磁気グリーン券の購入
やはり一番便利なのは、モバイルSuicaや ApplePayのSuicaで購入することですね。
券売機やみどりの窓口に並ぶことなく、いつでもどこでも購入可能であるところがとても嬉しいです。
また、諸事情によりグリーン券を持たずに乗車した場合でも、車内で購入することもできます。
グリーン料金
グリーン料金は、以下の3つのポイントによって金額が異なります。
- 乗車日が平日or休日
- 移動距離が50km以内or51km以上
- グリーン券を買うタイミングが事前購入or車内購入
営業キロ | 事前料金 | 車内料金 | ||
平日 | ホリデー | 平日 | ホリデー | |
50kmまで | ¥780 | ¥580 | ¥1,040 | ¥840 |
51km以上 | ¥1,000 | ¥800 | ¥1,260 | ¥1,060 |
出典:JR東日本HP
- モバイルSuicaでの購入は、事前購入扱いです。
- 「ホリデー」の料金対象日は、土曜・日曜・祝日・振替休日・年末年始(12/29〜1/3)です。
グリーン車というと、新幹線のイメージがあるので料金が高そうだと思ってしまいます。
でも、普通列車のグリーン料金を見てみると、比較的手の届きやすい料金設定なんです。
そして、51km以上はどれだけ行っても料金は変わらないので、長距離乗車であるほどお得感もあります。
それから、平日より休日の方が料金が安いというところもポイントだと思います。
普通列車(通勤列車)なのでターゲットは観光客ではなく通勤客です。
首都圏の通勤列車事情を考えれば納得できる料金設定ですね。
普通列車のグリーン車は自由席であるため、必ず座席を確保できるわけではないので注意が必要です。
未就学児は無料!!
新幹線の場合、未就学児であっても座席の利用数分の料金がかかります。
普通列車のグリーン車は、未就学児であれば座席を利用しても無料なんです。
もちろん未就学児であれば普通列車の乗車も無料なので、完全に無料ということになります。
普通列車のグリーン車に乗るなら子供が未就学児の間がチャンスです!
子連れで上野東京ラインのグリーン車に乗ってみた
乗車区間
埼玉県熊谷市にある熊谷駅から埼玉県さいたま市にある大宮駅までの区間、上野東京ラインのグリーン車に乗車しました。
今回の乗車条件は以下の通りでした。
- 平日
- 大人2人、未就学児2人
- 事前購入(モバイルSuica利用)
- 50km以内
ちなみに、熊谷駅〜大宮駅間は新幹線移動(1駅)という手段もあるので料金と所要時間を比較してみました。
電車 | 新幹線 | 普通列車 |
乗車時間 | 13分 | 37分(※各駅停車の場合) |
料金 | 乗車券:¥590 自由席:¥880 | 乗車券:¥590 自由席:¥780(※事前購入・平日の場合) |
備考 | 本数は少ない →1時間に1、2本という時間帯が多め | 本数は多い →23時台以外は最低でも1時間に5本以上 |
大人1人分で考えれば、新幹線利用もありだな!と思ってしまいます。
でも、新幹線は本数が少ないということ、また未就学児でも座席を利用するならば自由席料金が必要ということを考慮するとやはり普通列車の方が良さそうですね。
乗車
普通列車のグリーン車の乗り場にはグリーン車のマークがあるので分かりやすいですね。
普段、上野東京ラインにはよく乗りますがグリーン車はめったに乗らないのでとても新鮮でした。
車内
2階席へ
電車に乗車するとすぐ1階席へ行く階段がありましたが、子供たちは迷わず2階席へ。
我が家の子供達は2021年に引退したMAX(2階建て新幹線)に乗らずじまいだったので、2階建ての電車にはこれまで乗ったことがありませんでした。
なので、普通列車のグリーン車に乗るときには2階席がいいなと以前から言っていました。
私は個人的には2階建て車両は1階の方が好きだったりします。
理由は単純で、1階の方が空いていて落ち着くからです。
平日の午後早めの時間帯でしたが、適度な間隔でお客さんが座っていました。
やはりビジネスマンが多めな印象でした。
そして想定通り、1階席よりも2階席の方が人は多かったです。
車内改札
普通列車のグリーン車の場合、改札は車内にあります。
各座席の頭上に赤または緑のランプが点灯しているので、ランプが赤の座席に座ります。
- ランプが赤
-
未使用席
- ランプが緑
-
使用中席
Suicaグリーン券を購入している場合、Suicaを頭上のSuicaカードの部分にタッチします。
ランプが赤から緑に切り替わったら車内改札は省略されます。
Suicaグリーン券以外の場合は、グリーンアテンダントさんが確認(※車内改札)しにきてくれます。
グリーン券を持たずに乗車した場合はグリーンアテンダントさんから購入します。
座席周り
特急列車や新幹線と同様に各座席にはテーブル、カップホルダー、フック、マガジンラックが設置されていました。
窓の上にもちょっとした荷物を引っ掛けるフックがあります。
車内設備など
車内設備で気になるところといえば、フリーWi-Fiや各座席でコンセントが使えるかだと思います。
残念ながら今回乗車したE231系にはいずれもありませんでした。
どうやら横須賀線・総武快速線で導入されているE235系のグリーン車にはWi-Fiもコンセントも設置があるようです!
- トイレあり
- 洗面所あり
- 車内販売あり
トイレがあるのはやはりいいですよね!
ただし、E231系のトイレは古い形式で中も狭めでした。
4歳長女のトイレに付き添って中に入りましたが、2人で入ると身動きがほとんど取れないような状態でした。
最近の新幹線などにはトイレの個室に赤ちゃんのオムツ替え台が付いていることも多いですが、ここにはさすがにオムツ替え台は設置されていませんでした。
洗面所はトイレとは別でありました。
こちらも広くはありませんが、トイレとは別で設置されているのはありがたいです。
私たちが乗車している間にはきませんでしたが、車内販売もあります。
ちょっとした飲み物や軽食が買えるようなので、長旅になる場合には利用してみたいですね。
座席さえ確保できればのんびりできる
子連れ(未就学児)での電車移動は結構大変です。
赤ちゃん連れはもちろんですが、幼児であってもなかなか大変です…苦笑
特にお出かけの帰りは疲れてグズったりすることもしばしば。
グリーン席を確保できれば、常識の範囲内であれば足を前に出してくつろげたり、座席を倒して無理のない体勢で仮眠できたりするのでとてもいいです。
お腹が空いたらおやつだって堂々と食べられます。
こういう点が子連れ家族におすすめのポイントですね。
子連れでグリーン車に乗る時の注意点
子連れでグリーン車に乗車する場合、気をつけたいポイントもあります。
前述した通り、普通列車のグリーン車ということでビジネスマンや1人での長距離移動で利用されている方がたくさん乗っています。
そのため、私達が乗った平日はそれなりに乗客はいましたが、車内はとても静かでした。
ギャン泣きや大声で騒ぎ立てるようなお子様がいる場合には、親としては居心地が悪くなりそうだと感じました。
何度か我が子達も大声でおしゃべりしてしまったのですが、周囲から視線が感じられて若干嫌な気分になりました。
子連れの場合には乗車のタイミング(乗る日、子供の状況など)には注意したいところです。
まとめ
普通列車のグリーン車は普通料金にちょっと料金をプラスしただけで乗車することができます。
そして快適で有意義な時間を過ごせます。
我が家の子供たちもこのちょっとした特別感が嬉しかったようで、次は横須賀線のグリーン車に乗ってみたい!と張り切っています。
今回乗ったのはE231系車両だったので、次回はE235系車両のグリーン車に乗ってお出かけしてみたいです。
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