こんにちは、かおりんご( @go_go_kaoringo ) です。
- 休日に首都圏のJR線を何度も利用する
- 休日に首都圏エリアをJR線で長距離移動する
首都圏のJR線+αが乗り放題になるきっぷ「のんびりホリデーSuicaパス」。
その名前から、休日使えるきっぷなんだろうな…となんとなく想像はできます。
でも実際に使ったことがなければどんなきっぷなのかよくわからないですよね。
- のんびりホリデーSuicaパスはどこで買える?
- のんびりホリデーSuicaパスはどれくらいおトク?
- のんびりホリデーSuicaパスを使いたいけれど乗降車駅がエリア外…これって大丈夫?
そんな疑問を当記事では体験談も混じえて解説します。
東京23区内のJR線が1日乗り放題になる「都区内パス」についてはこちらをチェック!
のんびりホリデーSuicaパスについて
首都圏のJR線+αが1日乗り放題
のんびりホリデーSuicaパスを購入すれば、利用日(終日)上図のエリア内の電車が1日乗り放題になります。
対象路線は以下の通り。
- JR線
- りんかい線(東京臨海高速鉄道)
- 東京モノレール
何度改札の出入りをしても一定運賃しかかからないので、使い方次第ではかなりお得です!
発売額
- 大人
-
2,670円
- 小児
-
1,330円
利用可能日
- 土休日
- 4月29日〜5月5日
- 7月20日〜8月31日
- 12月29日〜1月3日
有効期限
購入時に指定した利用日終日(0時を過ぎても、最終電車まで有効)
のんびりホリデーSuicaパスと休日おでかけパスの違い
のんびりホリデーSuicaパスと同じようなきっぷで休日おでかけパスというものもあります。
この2つのきっぷの違いは以下の通りです。
のんびりホリデーSuicaパス | 休日おでかけパス | |
---|---|---|
料金 | 大人:2,670円 子ども:1,330円 | 大人:2,720円 子ども:1,360円 |
Suicaカード | 利用可能 | 利用不可 |
モバイルSuica | 大人のみ利用可能 | 利用不可 |
発売場所 | Suicaカード:駅の指定席券売機など モバイルSuica:モバイルSuicaアプリ | 駅の指定席券売機など 主な旅行会社 |
特急・普通列車グリーン車 | 利用可能 | 利用可能 |
新幹線 | 利用不可 | 利用可能 |
ちなみに、利用エリアはほぼ同じです。
違いは、休日おでかけパスについては新幹線利用が可能な分、北は本庄早稲田駅も利用ができます。
また、のんびりホリデーSuicaパスは名前の通りSuicaでのみ購入可能なパスです。
- 発売場所
-
- フリーエリア内のJR東日本の主な駅で発売しています。
- みどりの窓口では発売していません。
- 新幹線・特急券・普通列車グリーン車など利用
-
特急券は別で購入が必要です。
- 新幹線利用
-
エリア内であっても東海道新幹線は対象外です。
微妙に異なるのんびりホリデーSuicaパスと休日おでかけパス。
どちらを利用するか、どちらが便利かはその時の状況次第です!
のんびりホリデーSuicaパスの買い方
前述した通り、のんびりホリデーSuicaパスは駅のみどりの窓口での発売はありません。
Suicaカード利用時、モバイルSuica利用時それぞれでののんびりホリデーSuicaパスの買い方は以下の通りです。
Suicaカード利用の場合
- 駅の指定席券売機にて最初の画面で「おトクなきっぷ」を選択
- 「ICカードのおトクなきっぷ」を選択
- 注意事項を確認して問題なければ「確認」を選択
- 「のんびりホリデーSuicaパス」を選択
- 任意の利用日(本日〜)を選択
- 手持ちのSuicaカードを券売機に挿入
- 支払い方法(ICカードの残高使用・現金orクレジットカード使用)を選択
- Suicaカード返却
※QRコードを利用して購入することもできます。詳しくはこちらをご確認ください。
Suicaカード利用の場合は、エリア内の券売機でしか購入ができないため、エリア外起点の場合はエリア内の駅で一旦電車を降りて購入するという手間がかかります。
ただし、利用日が選択できたり現金支払いができるなど、モバイルSuicaよりも選択肢があります。
モバイルSuica利用の場合
- モバイルSuicaアプリを開く
- 「チケット購入 Suica管理」を選択
- 「チケット購入-おトクなきっぷ」を選択
- 「新規購入」を選択
- きっぷ種類選択で「のんびりホリデーSuicaパス」を選択
- 詳細を確認の上、「次へ」を選択
- 購入内容を確認し、よければ支払い方法を選択
- 購入完了
※もし直前で「のんびりホリデーSuicaパス」の購入歴がある場合は④で「前回と同じきっぷを購入」を選択します。
モバイルSuicaはいつでもどこでも購入可能です。
つまり、エリア外起点であっても起点駅の時点で購入可能なのでエリア内に入って電車を降りて購入するという面倒なステップが不要でとても便利なんです!
ただし、モバイルSuica利用の場合、購入できるのは利用日当日のみです。
のんびりホリデーSuicaパスがどれくらいおトクか実際に使ってみた
この日は長男(当時6歳)と一緒に、首都圏で開催されていた「クレヨンしんちゃんスタンプラリー」を廻るために購入しました。
- 起点駅
-
埼玉南部のJR線駅
- 所要時間
-
自宅を出発して帰宅するまで約10時間
- 降車駅
-
12駅
実際に行った駅がこちら↓↓
クレヨンしんちゃんスタンプラリー🚃
— かおりんご@ワーママ✖️賞状技法士✖️のんびりランナー (@go_go_kaoringo) August 6, 2023
🎉\\30駅達成//🎊
結局立川(東京23区外)からの船橋(千葉)からの土浦(茨城)🫠🫠🫠
時間もないので寄り道ほぼせずひたすら電車乗ってました😇
コレは電車好きじゃないとできんヤツ😂💨
土浦→北千住間はグリーン車利用w
最後は東京駅で30駅達成賞をゲット✨ https://t.co/n6UcJ1xPjt pic.twitter.com/oGpxgtNS81
はい、とっても大変でしたw
それはさておき、本題です。
実際にこのスタンプラリーで廻った(乗降車駅)順と、のんびりホリデーSuicaパスを利用しなかった場合(ICカード利用時)にかかる運賃を表にしてみました。
乗車駅 | 降車駅 | 運賃 | 累計運賃 |
---|---|---|---|
赤羽駅※1 | 恵比寿駅 | 318円 | 318円 |
恵比寿駅 | 大崎駅 | 167円 | 485円 |
大崎駅 | 武蔵小杉駅 | 373円 | 858円 |
武蔵小杉駅 | 立川駅 | 483円 | 1341円 |
立川駅 | 三鷹駅 | 230円 | 1571円 |
三鷹駅 | 荻窪駅 | 167円 | 1738円 |
荻窪駅 | 市川駅 | 571円 | 2309円 |
市川駅 | 船橋駅 | 178円 | 2487円 |
船橋駅 | 柏駅 | 406円 | 2893円 |
柏駅 | 土浦駅 | 682円 | 3575円 |
土浦駅 | 北千住駅 | 990円 800円(グリーン料金)※2 | 4565円 |
北千住駅 | 東京駅 | 230円 | 4795円 |
東京駅 | 赤羽駅※1 | 230円 | 5025円 |
※1:起点は埼玉県内の駅ですが、個人情報のためここでは比較的近い赤羽駅を起点として記載しています。
※2:上表の累計にはグリーン料金は含んでいません。
つまり…
1日にこれだけ乗り降りすることは普段はあまりないとは思います。
ただ、例えば今回のスタンプラリーエリアでいうと、立川〜土浦まで途中下車せずに行った場合でも1,980円の運賃がかかります。
乗り降りの回数は少なくてもトータルの乗車距離が長くなるような場合には、あらかじめのんびりホリデーSuicaパスを用意しておくといいですね!
のんびりホリデーSuicaパスでエリア外から乗車したら
のんびりホリデーSuicaパスを使いたいけれど、エリア外から乗車する場合もあります。
モバイルSuica利用で改札入場前にのんびりホリデーSuicaパスを購入する場合、エリア外の運賃は自動精算されます。
JR高崎線(上野東京ライン)利用で高崎〜横浜まで行く場合
- 高崎〜神保原:エリア外 ⇨ 自動精算
- 神保原〜横浜:エリア内 ⇨ のんびりホリデーSuicaパス利用
※この場合、神保原で一旦途中下車する必要はありません。横浜で改札を出る際に精算されます。
のんびりホリデーSuicaパスの印字は消せる?
Suicaカード利用の場合、カードの表に購入したカードの内容がガッツリ印字されます。
この印字はもちろん自然には消えません。
そして、のんびりホリデーSuicaパスの期限が切れて印字が残っていても、通常のパスとして継続利用できます。
ただ、どうしても印字を消したい!という場合には駅のみどりの窓口へ申し出れば消してもらえるそうです。
また、次回別のパスを購入した場合には、その内容が上書きされます。
上画像がまさにそう。
のんびりホリデーSuicaパス購入直前はこの直前に利用した都区内パスの内容が印字されていました。
すごくきれいに上書きされていますね!
まとめ
のんびりホリデーSuicaパスは首都圏のかなり広いエリアでJR線+αが乗り放題となるおトクなきっぷです。
- エリア内の長距離移動をする
- エリア内で何度も乗降車する
こんな場合にはのんびりホリデーSuicaパスを買って損はないハズです!
日帰りの観光や小旅行に、営業やスタンプラリー時の利用に。
のんびりホリデーSuicaパスを上手く利用して、ストレスなく楽しめる休日をお過ごしください♪
東京23区内のJR線が1日乗り放題になる「都区内パス」についてはこちらをチェック!